May be force with you...
スターウォーズ Ep3見てきましたよっ、やっと
ひとこと最高。
複雑な人と感情の絡み合い。鮮烈なアクション。世界観の奥深さ。
どれをとっても古今東西最高の映画ですっ。
ホント、SWがある時代に生まれて幸せ…(つд`
以下ネタバレ~
IV、V、VIでは、あくまで帝国が悪、共和国が正義という、いかにもアメリカ的な完全懲悪の物語だったように思いますが、I、II、IIIでは誰が正義か悪なのか、結論付けることはできないでしょう。
誰の心にも、正義があり、悪がある。
その心象描写の複雑さは、イラク戦争などで外国人はおろかアメリカ人自身でさえも抱いた、「アメリカ=絶対正義であるということへの疑問」とも結びついているように思えます。
まさに、ダース・シディアスがアナキンに語った、正義は1つではない、ということなのでしょう。
唯一悪そのものであるように見えるそのダース・シディアスでさえ、実は完全な悪とは言い切れないのでは?と思います
永きに渡って、ジェダイに虐げられてきたシスを再び歴史の表舞台に立たせ、ジェダイに復讐するという望みは、シスの側からすれば当然の悲願であり、自分達が受けた屈辱を返すという点においては、正義=シス、悪=ジェダイと共和国、という観点にたって当然でしょう。
「銀河に安定と平和」というのも、元老院議員達を騙して自らが権力を手に入れるための方便なのは勿論です。
でも、その元老院議員の多くは、賄賂と自分達の権力を維持する事にしか興味のない腐った連中。そんなのが行う政治のせいで国が腐敗して争いも起こるのかも知れません。
自分が全てのものを支配する事で、安定と平和がもたらされる、と考えていたと思うこともできます。
実際、帝国の時代になっても、首都付近の星系の人間種族には、それ程過酷な抑圧は行っていなかったみたいですね。
ルークも最初は、帝国のアカデミーに入学したいと切望していたわけですし。
シディアスの行為もまた、1つの「正義」だったのかも知れません。
そうした見方もできるという事はさておき、ダース・シディアスと銀河帝国を悪であると仮定したとして、それに強大な権力を与えてしまったのは誰が悪いの?って言い出すとこれまた難しい。
アナキンの強いフォースを見出し、母親と離れ離れにさせて引き取り、危ないからやめろというヨーダの意見も容れずにジェダイの修行をさせたクワイ=ガン・ジン。
そんな事しなければ、ダース・ベーダーも田舎の一奴隷のままで生涯を終えていたかもしれない。
事なかれで頭の固いジェダイ評議会。
前例だ掟だって縛られないで、アナキンの前例のない大きな力をもっと活かす方策はとれなかったのかなぁ。
評議会があまりに話が分からないから、アナキンは話の分かる大人であるパルパティーンにどんどん近付いていったわけだし、パドメを愛する事も認めればアナキンはあんなに苦しまなかっただろうね。
まんまとパルパティーンの口車に乗せられて最高評議会議長の不信任決議を出した、ジャー・ジャー・ビンクス。
パドメの代理できたくせに、パドメの意思と正反対な事するなんて頭からっぽすぎ。
でも、そんなからっぽを代理で行かせたパドメは、勿論アナキンがダークサイドに堕ちるトリガーなわけで。
まさに傾国の美女。
(CONTINUEにはSWで唯一の美人女優ってあったけど、メインキャラではまったくもってその通りかも^^;;;
ホント、ナタリー・ポートマンいいよねぇ。かわいくてキレイで可憐で強くて。)
当然、アナキンの我侭と自制のなさも責められるかも知れない。
でもこの人たちがホントに悪いか、っていうと、また難しい。
シディアスの計画は壮大かつ綿密で忍耐強いもので、アナキンがダースベーダーにならなかったとしても銀河帝国が誕生していたかもしれない、と考えると、後に皇帝を倒す力を持ったジェダイは誕生しない事になってしまうわけで、他の誰にも成し得なえなかったクワイ・ガンの先見の明。
ジェダイが固く信じていた掟の正しさも、アナキンがパドメへの愛でダークサイドへ堕ちた事で証明されてしまったし。
ジャー・ジャーがいなければ、ナブーがなくなってもパドメもアナキンと愛し合うどころの騒ぎになる前に死んで、やっぱりルークやレイア姫が生まれなかったかも知れない。
そもそも、アナキンがダースベーダーにならなければ、シディアスの静粛にあって殺されて、結局皇帝を倒せる存在はいなかったかも知れない。
とか考えだすと、どれか1つでも違っていれば大きな変化になっていた気もするし、同じ結果になったかも知れなくて、悩ましいところです。
「歴史にifはない」って言葉の通りだね。
映画の観客であるボク達は、ある意味神の視点を持っているわけで、その視点から見れば愚かな行為ばかりかも知れない。
でも、必死にその瞬間を生き抜いた彼らを、責める権利はないのかも知れない。
アナキンが愛ゆえにパドメを殺し、愛ゆえに恐怖の象徴となり、愛ゆえに光をもたらすことになる、という事。
全身全霊をかけて1人の女性を愛した切なさと悲しみ。
アナキンも、パドメと子供と共に、幸せな生活を夢見ていたんだよね…
そうは言っても、あの時誰がどうしていれば…って考えがいつまで経っても止まらないです。
こんなに考えされてしまう物語を創り出したジョージ・ルーカスの凄まじい才能に恐れ入るばかりです。
これはもう、ジョージ・ルーカスを世界遺産に登録すべきですな。
改めて、SWという素晴らしい物語に出会えた幸福に感謝です。
長々ととりとめもなく書いちゃったけど、最後まで読んでくれた事にも感謝です。